スマホアプリのシミュレーションゲーム(Plague Inc.)を通して伝染病拡大の防止策をイメージする!

新型コロナウィルスによる肺炎の拡大が問題になっているが、それに関連して伝染病拡大のシミュレーションゲームが話題となっている。不謹慎な!と思ったが危機を煽る内容ではなく、CDC等の正式な機関にも認知され、伝染病拡大のシミュレーションが正確ではないにしてもエッセンスを知ることができる内容とのことなので、少し試してみることにした。

紹介するアプリ(Android/iOS/Fire OS)

NDEMIC CREATIONSが開発した「Plague Inc.(伝染病株式会社)」というゲームのアプリである。

ゲームの内容

病原体を開発し、伝染病を広げて、人類を滅ぼすという内容のゲームである。伝染病の感染拡大がストップし、人類が生き残ったらゲームオーバになってしまう。ゲームは、1時間前後で終わってしまうので長くかかるゲームではない。

「Plague Inc.(伝染病株式会社)」の試し方

簡単にではあるが、「Plague Inc.(伝染病株式会社)」の試し方を紹介する。

言語の設定の変更

最初にゲームを起動したら、設定メニューから言語を「日本語」に変更しておこう。言語の変更方法は若干分かりにくい。まずは、左上の設定アイコンをタップする。

次の画面では、右上の設定アイコンをタップする。

言語を「日本語」に設定する。反映にはアプリの再起動が必要だ。

伝染病のタイプの選択

最初は、「バクテリア」のみ選択可能である。難易度「Normal」をクリアしていくとロックが解除されていくようだ。

難易度の選択

難易度は、Easy、Normal、Hardとあるが、Easyでは手を洗わないシナリオだ。人類は意外に手強いので、最初はEasyを選んでゲームに慣れよう。実世界では、外出から帰ってきたら必ず手を洗うようにしたい。

伝染病に名前をつける

伝染病に名前をつけることができる。名前をつけなければ、「PAX-12」という名前がつけられる。

遺伝コードを変更する

この項目は、ゲームを何回かクリアしたり、課金が必要な項目のため初回は関係なし。

開始ポイントを選択してゲームを開始!

どこから感染を開始するか選ぶ。今回は、グリーンランドを選択。じっくりウィルスを育てながら感染を広げる作戦だ。開始ポイントの選び方も重要で、日本を選ぶとすぐに発見されワクチンが開発されてしまうらしい。

人類側からの応戦

感染が広がると人類が気が付き、対応を開始してしまう。空港や、港湾が封鎖されると感染速度が著しく落ちてしまう。

伝染病の変異

伝染病を変異させ強化していく。ゲーム的な要素で、DNAポイントを獲得すると伝染病を変異させることができるが、自然にも変異は発生する。

ワクチンの開発

ワクチンは強力だ。ワクチンの開発が100%になってしまうとゲームオーバーになってしまう。その前に伝染病を変異させ強力なものにして、死者を増やしていかなければならない。

Plague Inc.(伝染病株式会社)の勝利

人類根絶間近のニュースが流れる。ここまでくれば勝利が確実だ。

攻略方法

攻略方法は人それぞれかもしれないが、本サイトで見つけた方法は以下の方法だ。

  1. 最初は、感染力を進化させることに注力する。航空機と船による感染が基本!
  2. 全人類に感染するまでは、死に至る症状が進化しないようにする。※死に至る症状に突然変異したら退化させよう。
  3. 感染力の進化が進んだら、GETしたDNAポイントをワクチンの開発が遅れるような進化に使う。
  4. 全人類に感染したら、死に至る症状を進化させる。

おわりに

ゲームを試すと、人類が感染症拡大に対してどのような対策を取っていくのかイメージできるようになるかもしれない。また、普段知識のない病原体にも関心が向かうところが本ゲームのよいところだと思う。本ゲームを試したのを機会に、病原体や感染症対策について、学び始めてみたいと思うようになった。

補足「現実世界での伝染病対策」

ゲームを試しつつ、現実世界を見つめ直し、伝染病対策の注意点についてまとめておく。

伝染病対策の基本

伝染病対策は、「伝染病対策の基本」を守ることが重要で特別な対策なし。以下を心がけること。

  • 手洗い・うがいをする
  • マスクを着用する(マスクは緊急時には店頭からなくなるので常に常備が必要)
  • 不要の外出を避ける
  • 十分な栄養と睡眠をとり健康状態をよくする
  • インフルエンザウィルスや、コロナウィルスにはアルコール消毒が有効

新型伝染病(COVID-19)の注意点

新型の伝染病の場合、その性質がよくわかっていないことがあるため、特に注意しておきたいことをまとめておく。

  • 潜伏期間・・・潜伏期間が長い場合は、検知に時間がかかり感染が拡大してしまう。
  • 他の疾患/高齢者等・・・全体の致死率が低くても、他の疾患を持つ場合や、高齢者等に対しては、急激に症状が悪化する場合があり、症状の重篤化や致死率が高まる可能性がある。
  • 突然変異・・・変異のスピードが早い場合、一旦治癒しても再度感染する可能性がある。(少なくともS型とL型の2種類が発見されている)
  • 新型ウィルスによる肺炎であるかの判定

    新型ウィルスによる肺炎であるかの判定には、最初はPCR法が用いられる、所定の医療機関で検査をする必要があり、インフルエンザのように即時にわかるわけではない。かかりつけの病院に行っても、すぐには病名が確定せず、再度病院で検査結果を確認する必要がある。対処も通常の風邪と変わらなかったり、インフルエンザと同等の隔離になる可能性が高いことを想定しておくこと。※新型肺炎(COVID-19)の場合、2020年3月に入って、LAMP法や、抗体の検査による短時間で検査できる方法が開発されてきている。

    都市封鎖になった場合・・・

    空港、港湾、鉄道、物流などが止まった場合、特に1000万を超えるような都市を封鎖が発生した場合、国家的な対応としてどこまでスムーズな対応が取れるのだろうか。災害対策と合わせて、伝染病対策としても備蓄が必要と感じた。

    重症者/院内感染対策

    命を守るためには重症者への対応が重要となる。新型肺炎(COVID-19)の場合には、ECMOと呼ばれる人工心肺の装置が重要となるようだ。そもそも、治療を行う病院にて院内感染が起こり機能不全になってしまうと重症患者の治療ができなくなってしまう。いわゆる医療崩壊が起きないような対策が必要となる。

    治療薬/ワクチンの開発

    患者の隔離、都市封鎖による閉じ込めが失敗した場合、最後に頼れるのは治療薬やワクチンになる。治療薬やワクチンの開発まで持ちこたえられるかがポイントに・・・

    情報の読み方

    新型肺炎(COVID-19)の場合もそうであったが、最初のうちは致死率が高く報道される可能性がある。想像でしかないが、重篤な患者から新型肺炎が発覚したからであろうか。時間が立つうちに情報が変化していく可能性が高いので、最初の情報を鵜呑みにせず、冷静に情報の変化を追っていく必要がある。

    感染症の発見から収束までの流れを整理(医学的な対応)

    自然治癒、隔離、都市封鎖で耐えられなかった場合、医学的なな対応が必須となる。感染症の発見からワクチンの開発までの流れを整理してみる。

    感染症の識別

    新型の感染症が発生していることは、どのようにして分かるのだろうか。普段と何か違う症状の患者、重症患者、死者が激増すればばわかりやすいが、新型肺炎(COVID-19)のように普通の風邪と見分けがつきにくい場合は発見が遅れる。

    病原体の識別

    新型の感染症が発見されたら、まず病原体の識別が必要。検査方法や治療法の確立はここから始まる。

    検査方法の確立

    検査方法の確立が重要。検査が十分でないと感染者を把握し感染ルートを特定できないのみでなく、悪いことに他の病気と診断された上、院内感染で広まってしまう。都市封鎖などを行ってもいつ解除したらよいのか判断しづらくなるだろう。ドライブスルー検査も話題となっているが、健康診断での義務付けなどで、知らないうちに感染していないか確認が必要になるかもしれない。

    既存薬の適用

    ワクチンは強力であるが、安全性の確認等のために一般に使用できるようになるまでには、1年程度は必要になるとのこと。既存の薬で効き目があれば対応が早くなるが、安全性の確認はあらためて必要となる。

    治療薬/ワクチンの開発

    安全性が確かめられた治療薬やワクチンが開発されれば感染症を完全に収束させることができるだろう。ただし、ワクチンが使用できるようになるまでには、1〜2年かかるとみたほうがよい。また、一旦収束したと思っても他の地域からの感染者の流入や病原体の変異等による第2波にも注意が必要となる。完全に体内のウィルスを除去しきれるのかも気になるところだ。

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