映画でICTを学ぶ!「ウォー・ゲーム 」

「映画で楽しむICT」のカテゴリで今回紹介したい映画は、「ウォー・ゲーム」です。核戦力を含む軍事戦略をつかさどる人工知能を持つスーパコンピュータ「WOPR」が登場します。

紹介する映画

題名:ウォー・ゲーム
原題:WarGames
監督:ジョン・バダム
制作年:1983年

あらすじ

訓練であることをふせて、核ミサイル発射の訓練を行ったところ、核ミサイルのボタンを押せなかった司令官が多数・・・。核ミサイルの発射は命令に確実に従うコンピュータに任せたほうがよいのではと議論になります。そんな折、ハッカー少年が核戦力を含む軍事戦略をつかさどる人工知能を持つスーパコンピュータ「WOPR」への侵入に成功し「WOPR」と会話。結果、全面核戦争のゲームを行うことになります。ところがゲームの途中、「WOPR」はゲームに勝つために本当の核戦争を行うことを決断。ハッカー少年は、危険に気づき勝者のないゲーム「三目並べ」を「WOPR」に学習させ、核戦争も同じく勝者なき戦いであることに気づかせることによってゲームは中止となり、あやうく全面核戦争を回避します。

見どころ

核戦力を含む軍事戦略をつかさどる人工知能を持つスーパコンピュータ「WOPR」が登場します。LEDが点滅しまくり、ものすごい能力を持っていそうなコンピュータです。本映画では、あやうく核ミサイルを発射し全面核戦争を引き起こしかねない危険な存在として描かれています。「WOPR」は、ゲームを続けて勝利するために人間に核戦争をさせようと偽の情報を提供し続けます。ハッカー少年は隠遁していた「WOPR」の開発者を突き止め、状況を説明。隠遁開発者は、「WOPR」にゲームに引き分けがあることを教えていなかったことを思い出し、全面核戦争に勝者なきことを教えれば回避できるかもと気づきます。

スーパコンピュータ「WOPR」と隠遁開発者の行動について少し分析

「WOPR」はものすごい能力を持っていて、ゲームに勝つために、あらゆる手段を使用して全面核戦争にもち込もうとします。結果的には、その能力持ってシミュレーションを行い全面核戦争に勝者なしを導き出します。一方、「WOPR」の隠遁開発者は、「こちらが攻撃の意図を示していないのに、相手が攻撃してくるのはおかしいよね〜」人間的な大局にたった判断で、「WOPR」が提供している情報が「WOPR」の作り出した幻影であることを周囲に説明します。そんなことあり得るのか?という気づき、あるいは別な視点からの判断を行うことができるのは人間なのでしょうか。

おわりに

人工知能持つスーパーコンピュータ「WOPR」の能力は迫力満点です。会話もできるし、シミュレーション能力も抜群です。電力消費が少なければ、是非一台手に入れてその可能性を試してみたいですね!

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