ICTを活用して健康の維持を図る方法をまとめていきたいと思います。
記事の目次
体組成の状態の管理を軸に健康管理を行う!
健康管理の基本は、体組成の状態の管理を軸にするとわかりやすいと思います。目的とする体組成の状態に移行あるいは維持するために、食生活の管理と活動量の管理を行っていくと考えるとよいと思います。
体組成をスマホに連携可能な体組成計で管理する!
健康管理の基本である体組成の状態に関しては、体組成計を使用して計測します。本サイトでは、タニタの体組成計を使用した例を紹介します。タニタの体組成計とタニタのHealth Planetというスマホのアプリとサービスで体組成を管理します。Health Planetから他のサービスへのデータの連携は、iPhoneのヘルスケアで行います。このため、体組成の計測は、iPhoneのHealth Planetから体組成計を起動して行うか、AndroidのHealth Planetから計測した場合は、一度はiPhoneのHealth Planetを起動してiPhoneのヘルスケアにデータ連携します。もちろん、手入力で各アプリやサービスに連携する方法でも構いません。体組成の計測は、毎朝等、毎日決まった時間に行うようにします。
食生活をスマホのアプリで管理する!
体組成の管理は、食生活と強く関連します。間食を含めて毎食どのような食事をしたかを入力し、取得したカロリーと栄養素を把握します。本サイトでは、「あすけん」というアプリを使用します。一番の特徴は、摂取した食品の情報を画像解析する機能があり、食品を容易に登録することができることです。「あすけん」は、iPhoneのヘルスケアから体重の情報を他のサービスから受け取ることができます。また、Androidの場合は、入力した体重の情報をGoogle Fitに連携したり、Google Fitから活動量の情報として歩数の情報を受け取ることができます。個別のトレーニング情報は、手入力が必要です。
活動量をスマートウォッチを利用して把握する!
活動量は、常時スマートウォッチを身につけることで計測します。本サイトでは、Huaweiのスマートウォッチを使用した例を紹介します。活動量を把握するには、スマートウォッチを常時使用して、スマートウォッチと連携可能なスマホのアプリやWebサイトでデータの管理・分析を行います。スマートウォッチの難点は、同時には一つのスマホのアプリとのみしか連携できないことです。
アクティビティ(トレーニング結果)をスマートウォッチを利用して管理する!
個々の活動として行うトレーニングについても、体の状態の把握と同じくスマートウォッチを利用します。ランニングやサイクリングなど個別のトレーニングを行った時に、アクティビティとして登録します。ここでの課題は、トレーニング種別ごとに分析が得意なアプリがあり、どのようにアクティビティの情報を連携するのか検討する必要があります。
スマホのアプリを変えてトレーニング結果を管理・分析するには!
私の場合は、トレーニングの計測はHuaweiのスマートウォッチを使用し、Health SyncというアプリでStravaにデータ連携してトレーニング結果の詳細な分析を行っています。トレーニング内容をStravaで直接計測する方法もあるのですが、スマートウォッチを変える必要があることと、トレーニング以外のウォーキングの情報と合算するのが難しいため分析のみに使用しています。
体重の情報をデータ連携する!
スマホのアプリやサービスで消費カロリーの計算を行うためには、通常体重の入力が必要になります。タニタの体組成計の情報は、iPhoneのHealthPlanetのアプリを使用するとAppleのヘルスケアに連携することができます。ここを体重情報のハブにして、各サービスやアプリに体重情報を連携します。AndroidのHealthPlanetには、Google Fitに体重情報を連携する機能がありません(残念・・・)。しかし、データ連携専用のアプリを使用することで、データの連携が行えることもあります。
全体図にしてみる・・・
健康管理の情報を必要なアプリに蓄積・分析することで、生活習慣を見直していくことができるようになります。健康管理に関するデータをうまく連携する仕組みを考える必要があります。本サイトで紹介した方法の場合は、以下のように情報を連携します。
おわりに
体の状態や活動状況は、データを一括管理して各ソフトウェアやWebサイトでデータを管理・分析できると便利ですが、現状はまだ容易にできる状況ではありません。可能な限りを目指して、本稿でまとめていきたいと思います。
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