
Ubuntu 20.04でWordPress用のサーバを構築します。まず最初に必要となるサーバですが、本稿では「ConoHa VPS」を使用します。
記事の目次
VPSのスペックを選択する!
VPSのスペックを選択します。サーバを長く使用するのであれば、1GBプラン「1GB、2Core、SSD 100GB」プランから始めるのがおすすめです。最少は、512MBプランで、「512MB、1Core、SSD 30GB」の構成ですが、WordPressを動作させるには、必要最低限のスペックであることと、バックアップの取得やスケールアップができないことに注意しましょう。
イメージタイプ選択する!
OSのイメージを選択することができます。今回はUbuntuを使用するので、Ubuntu 20.04(64bi)を選択しました。OSのインストールをすることなくサーバ構築を始められます。
rootのパスワードを設定する!
サーバを追加する前に、rootのパスワードを設定します。
ネームタグを設定する!
複数のサーバを立てるときに、ConoHaのコンソール上で識別するために必要になります。サーバの台数が少なければ、デフォルトのままで構わないと思います。
オプションを確認する!
オプションは、直ちに使用する必要はありませんが、デフォルトですべての通信が許可されていることを確認しておきましょう。
VPSサーバを作成する!
設定を確認して「次へ」ボタンを押してサーバを作成します。少し待つだけで、Ubuntuのサーバが使用できるようになります。
OSのバージョンを確認する!
IPアドレスを確認して、SSHを使用してrootユーザでログインしましょう。2021年1月17日の時点では、Ubuntu 20.04.1 LTSがインストールされていました。
# cat /etc/issue Ubuntu 20.04.1 LTS \n \l
主要パッケージのバージョンを確認する!
主要パッケージのバージョンを確認します。
OpenSSLのバージョンを確認確認する!
OpenSSLのバージョンは1.1.1なので、TLS1.3を使用することができます。
# openssl version OpenSSL 1.1.1f 31 Mar 2020
root以外にsudo可能なユーザを作成する!
root以外で、sudo可能なユーザを複数作成しておきましょう!
# adduser -uid 1001 ubuusr01 Adding user `ubuusr01' ... Adding new group `ubuusr01' (1001) ... Adding new user `ubuusr01' (1001) with group `sysagm00' ... Creating home directory `/home/ubuusr01' ... Copying files from `/etc/skel' ... New password: Retype new password: passwd: password updated successfully Changing the user information for sysagm00 Enter the new value, or press ENTER for the default Full Name []: Room Number []: Work Phone []: Home Phone []: Other []: Is the information correct? [Y/n]
作成ユーザをsudoグループに追加します。
# gpasswd -a ubuusr01 sudo Adding user ubuusr01 to group sudo
ホスト名を変更する!
必須ではありませんが、ホスト名を設定しましょう。「/etc/hostsname」を修正します。
# hostname 118-27-109-28 # vi /etc/hostname ubusvr01
「/etc/hosts」も修正しましょう。「127.0.1.1 localhost」のエントリがある場合は、DHCP用なので削除します。
# vi /etc/hosts 118.27.109.28 ubusvr01
サーバをOSから再起動し、ホスト名が変更されていることを確認します。
$ hostname ubusvr01
おわりに
ConoHa VPSを使用する際には、VPSのスペックには注意するようにしましょう。最小スペックの512MBプランを選択する場合には、注意が必要です。
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