
VCCWを使用してWordPressの開発環境を構築します。
記事の目次
使用環境
- Ubuntu 18.04.3 Desktop
- VirtualBox Version 6.0.14 r133895 (Qt5.9.5)
- Vagrant 2.2.6
- VCCW 3.21.1
前提となるソフトウェアのインストール
前提となるソフトウェアをインストールします。
VirtualBoxのインストール
以下の記事を参考にVirtualBoxをインストールします。
Vagrantのインストール
以下の記事を参考にVagrantをインストールします。
VagrantのBoxのダウンロード
VagrantのBoxをダウンロードします。ダウンロードには少し時間がかかります。
$ vagrant box add vccw-team/xenial64
VCCWのzipファイルのダウンロードと解凍
以下のVCCWのホームページからVCCWのzipファイルをダウンロードして解凍します。必要に応じて「vccw」のディレクトリ名を変更して、適切なディレクトリに配置します。
カレントディレクトリの移動
ダウンロードしたvccwのzipファイルを解凍して配置したディレクトリに移動します。
$ cd vccw
Vagrantの環境を起動します。
vccwを解凍して配置したディレクトリに移動します。
$ vagrant up
/etc/hostsの編集
「vagrant-hostsupdater」というVagrantのプラグインを使用すると自動で/etc/hostsを自動で編集してくれますが、ここでは手動で編集します。
$ vi /etc/hosts ... 192.168.33.10 vccw.test
サイトへのアクセス
以下のURLでサイトにアクセすることができます。
http://vccw.test/
※IDとパスワード関連の情報は、VCCWのホームページに記載されています。
Gitのリポジトリの作成とコミット
Gitで管理できるように、Gitのリポジトリを作成しコミットします。
$ git init $ git add . $ git commit -m "First Commit"
開発環境のカスタマイズ
開発環境を停止します。
$ vagrant halt
開発環境をカスタマイズします。ここでは、ホスト名とIPアドレスと言語環境を変更します。defalut.ymlをコピーして、site.ymlを作成します。
$ cp provision/default.yml site.yml
ホスト名とIPアドレスと言語環境を変更します。
$ vi site.yml ... hostname: example.com ip: 192.168.33.11 ... hostname_aliases: - example.com ... lang: ja ...
/etc/hostsを編集します。
$ vi /etc/hosts ... 192.168.33.11 example.com
「vagrant up」します。
$ vagrant up
変更したURLでサイトにアクセすることができます。
http://example.com/
変更をライブラリにコミットしておきましょう。
$ git add . $ git commit -m "Create site.yml and reconstruct environment."
仮想環境「vccw.test」の削除
ここまで設定を行うと「vccw.test」の仮想環境は不要となるため、VirtualBoxを起動して「vccw.test」の仮想ホストをファイルを含めて削除します。
おわりに
VCCWを使用して、WordPressの開発環境を構築しました。