WordPressサイトで必要になる運用を整理します。
記事の目次
日々のアクセス状況の確認
Count per Dayの情報を確認して、アクセス状況に異変が起きていないか確認します。詳細な分析を行いたい場合は、Google Search ConsoleおよびGoogle Analyticsの情報を参照します。
お問い合わせの確認
サーバ上のメールを受信し、お問い合わせが発生していないか確認します。
WordPressサイトのバックアップとリストア
WordPressサイトのDBデータとファイルのバックアップを取得しておくことで、万が一の際に比較的容易にサイトを復旧させることできます。
DBのバックアップ
DBバックアップを取得し、gzipコマンドで圧縮します。
$ sudo mkdir -p /var/local/backup/wordpress $ sudo chmod 777 /var/local/backup/wordpress $ cd /var/local/backup/wordpress $ mysqldump -u db01admin -h localhost -p db01 > ./db01_backup $ gzip ./db01_backup
DBデータのリストア
DBをリストアします。
$ cd /var/local/backup/wordpress $ gzip -d ./db01_backup $ mysql -u db01admin -p db01 < ./db01_backup
ファイルのバックアップ
移行元でファイルをtarファイルにまとめ、gzipコマンドで圧縮します。
$ cd /var/www/html $ tar -cvf /var/local/backup/wordpress/system.tar ./system $ cd /var/local/backup/wordpress $ gzip ./system.tar
ファイルのリストア
ファイルをリストアします。
$ cd /var/www/html $ sudo cp /var/local/backup/wordpress/system.tar.gz . $ sudo gzip -d ./system.tar $ sudo tar -xvf ./system.tar $ sudo chown -R apache:apache ./system
サーバ証明書の更新
サーバ証明書を更新します。Let's encryptのサーバ証明書は有効期間3ヶ月です。CRONで週1回更新確認の要否を確認し自動更新を行うため、運用としては、電子証明書が自動更新されているか確認します。
パッチ適用等
WordPressや、テーマがバージョンアップされていない確認します。脆弱性が見つかった場合は、即時のバージョンアップを検討します。
おわりに
本稿では、WordPressサーバで必要となる運用について記載しました。的確な運用を行うことで、WordPressサーバの安定稼働を図ります。