Flightradar24へのADS-B情報のフィードに使用するアンテナの仕様を確認します。
記事の目次
ADS-Bの受信に使用する電波の周波数を確認する!
ADS-Bで使用する電波の周波数は、1090MHzです。約1GHzですから、携帯電話で使用される電波に近く、無線で使用される電波としては周波数が高い方になると思います。
ADS-Bの受信に使用するアンテナが受信する電波の波長を計算する!
ADS-Bの受信に使用するアンテナが受信する電波の波長を計算します。光の速度を周波数で割り算すると以下の通り、約27.5cmであることがわかります。
299,792,458[m/s]/1,090,000,000=0.275038952[m]
波長が手頃なので、アンテナの自作も可能なようですが、一般には以下のような小型のアンテナで受信できます。
アンテナのケーブルのコネクタを確認する!
アンテナに付属のケーブルは、SMAとMCXとタイプがありますので、受信機と合うか確認が必要です。合わない場合は、変換ケーブルや変換コネクターを使用します。
MCXタイプのコネクタ
MCXタイプのコネクターです。RTL-SDRやワンセグ用のUSBドングルによく使用されています。
SMAタイプのコネクタ
SMAタイプのコネクタです。ハンディ用の無線機に多く使用されていますが、USBのドングルでも使用されています。
おわりに
ADS-B用のアンテナは、受信する波長が短いことからアンテナも大きくならず設置しやすいことがメリットですが、その分、障害物があると電波が受信しにくくなることに注意が必要です。
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