スマホをトランシーバとして使用する！

2020-11-29 2024-01-31

スマホをトランシーバとして使用する方法を探ってみたいと思います。スマホを手で持たずに、イヤホンのみでの会話を試みます。

記事の目次

使用した機材、ソフトウェア等

スマホとイヤホンをBluetooth接続します。イヤホンは、屋外でのスポーツでの使用を考慮して、骨伝導イヤホンを使用しました。外部の音も聞こえるので、安全面で有利です。

トランシーバとして使用するため、会話のためのシステムとして、Skypeのアカウント2個を使用することにしました。Skypeの設定で、電話がかかってきたら、自動で着信するようにします。

屋内の場合は、Wi-Fiのみの使用も考えられますが、屋外の場合は常時通信したままになるので、回線料金の安いMVNO回線を用意しました。

実際に、自転車2人組で試した結果をまとめます。2台のペアで一緒に走行し、次の行動の連絡や信号等で離れてしまった場合の連絡に使用しました。

まず必要になるのが音量の調整です。外部の音を広い、聞きやすいようにと音量を上げると逆に煩わしく感じることがあるので、ちょうどよい音量に調整します。

Skypeは、繋ぎっぱなしができるはずですが、30分程度で切れてしまう事象が発生しました。原因が、Skypeなのか、スマホなのか、それともイヤホンなのか・・・

当たり前ですが、携帯の電波が入らない場所に入ると会話ができなくなります。使用するエリアが決まっている場合は、使用するエリアが通話可能範囲であるか調べておいたほうがよいでしょう。

Skypeの特徴かもしれませんが、会話が若干遅延します。遅延を考慮して落ち着いて会話をする必要があります。

会話だけでなく、相手の周囲の音が聞こえます。自分の周囲の音と混じるため、音を聞き分けて正しく状況判断する必要があります。

常時接続では電池の消費が激しく、数時間しか持たないかもしれません。必要なときのみ接続する工夫が必要です。

イヤホンのかけっぱなしで耳が痛くなることがあります。たまに位置をずらすなど努力が必要です。

実際に使用してみて、実用性は十分と感じましたが、課題は多いです。一つ一つクリアして、便利なシステムにしてみたいと思います。