フラッシュメモリは、HDDと違って可動部分がなく、故障しにくく小型で便利に思えますが、完全なデータ消去はHDDより困難になります。フラッシュメモリは寿命を延ばすために、なるべく分散して均等にメモリを使用するように、フラッシュメモリのコントローラが記憶場所を制御するためです。フラッシュメモリ(SD/USB/SSD)のデータ消去と廃棄方法を整理したいと思います。
はじめに
フラッシュメモリ(SD/USB/SSD)のデータ消去方法を整理したいと思います。
SDカード
・フォーマットしなおします。
・データを書き込みます。
※データを完全に消去することはできませんが、ある程度の効果はあります。
・メモリ部分を破壊します。
・自治体のルールに従って廃棄します。(燃えるごみなど)
USBメモリ
・フォーマットしなおします。
・データを書き込みます。
※データを完全に消去することはできませんが、ある程度の効果はあります。
・メモリ部分を破壊します。
・自治体のルールに従って廃棄します。(燃えるごみなど)
SSD
・フォーマットしなおします。
・データを書き込みます。
※データを完全に消去することはできませんが、ある程度の効果はあります。
・SSDメーカのマニュアルに従い、Secure Eraseを行います。
※Secure Eraseも歴史が浅く、完全に消去できていないケースもあるようです。
・メモリ部分を破壊します。
・自治体のルールに従って廃棄します。(燃えないごみなど)
おわりに
データを完全に消去することは、HDDより困難であると思います。そのため、暗号化ファイルシステム等を使用して、データ保管前に暗号化することも有効な対策とされています。フラッシュメモリは、粉々に粉砕できる装置が使用できない限り重要な機密情報をフラッシュメモリに保管するのはお勧めできないと思います。
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