本稿執筆時は、年号の変わり目とともに滅多にない10連休とのことで、普段やりたくでもできていなかったことを何か一つしておきたいと思います。選んだのは被災対策の再確認!被災対策として、情報収集に携帯端末を使用する方法をまとめておきたいと思います。
記事の目次
情報の入手のタイミング
まず最初に、被災の段階に応じた情報収集が必要になることを認識しておきます。携帯端末は、どの段階にい置いても役に立ちますが、特に被災前と被災後の活用法について注意しておく必要があります。
- 平常時・・・災害への備えに関する情報収集
- 被災前・・・気象災害のように事前に予測が可能である場合の情報収集
- 被災後・・・被災後の情報収集(災害状況、避難方法の情報収集)
- 復旧時・・・被災後の生活復旧のための情報収集(インフラの復旧状況、生活支援に関する情報収集)
災害情報の情報収集の手段
携帯端末を利用した情報収集の手段としては、以下をあげることができるでしょう。インターネットは便利ですが、携帯端末の場合、携帯網や特定のサイトにアクセスが集中して情報収集がしにくい状況が続くことが想定されます。その場合は、テレビやラジオに頼ることになるでしょう。具体的な避難については、各自治体の情報が重要になります。
- インターネットを利用したWebサイトあるいはSNSへのアクセス
- 公共の電波を利用したテレビ放送の利用
- 公共の電波を利用したラジオ放送の利用
インターネットを利用したサイトあるいはSNSへのアクセス
アクセス先のWebサイトやSNSについて整理しておきましょう。
- ポータルサイトへのアクセス(Yahoo! JAPAN、Gooなど)
- 災害情報提供サイトへのアクセス(気象庁の防災情報など)
- SNSへのアクセス(Twitter/SNS)※デマに注意(信頼できるアカウントを確認しておく)
携帯回線が使用できない場合の対策
携帯回線やインターネットが使用できない場合の対策も確認しておきましょう。
- テレビ放送、ラジオ放送などインターネットを使用しない方法への切替え
- Wi-Fiスポットの活用(災害時に開放される00000JAPAN、公共交通機関の駅、コンビニエンストアなど)
公共の電波を利用したテレビ放送の利用
インターネットが利用できない場合、公共の電波を利用したテレビ放送が役立ちます。この場合、携帯電話、スマートフォンのワンセグあるいはフルセグを使用します。注意が必要なのは、最近はSIMフリーを中心にワンセグやフルセグを受信可能なスマートフォンが減少傾向であることと、受信可能でもイヤホンジャックに受信用のケーブルを差さなければ受信が難しいタイプが多くなっていることです。是非、ワンセグ、フルセグ機能のあるスマートフォンでもテレビ放送が受信できるか試してみましょう。
公共の電波を利用したラジオ放送の利用
スマートフォンでは、アプリをインストールすることでインターネット経由で簡単にラジオ放送を聞くことができますが、電波に対応しているスマートフォンはほとんどありません。そのため、携帯用のラジオの購入が必要となるでしょう。購入する際は、なるべく電力消費が少なく長時間使用できるものが良いでしょう。最近では、ワイドFM放送が始まり、AM放送もFMで聞けるようになってきたので、電波の入りにくい場所でも普段使いで多くの放送が楽しめます。
まとめ
以下、簡単にですが情報収集に携帯端末を使用する方法をまとめておきたいと思います。
- スマートフォンに災害対策用のアプリをインストールしておくと情報収集に便利
- インターネットが利用できない場合に備えて公共の電波を使用したテレビ放送やラジオ放送を受信するための方法も確認しておく
- 携帯電話の電波が使用できない場合に備えてWi-Fiでの利用方法もチェックしておく
補足
SIMフリーのスマートフォン使用上の注意
SIMフリーの場合には、以下の以下の点に注意しましょう。追加のアプリをインストールしたり、サイトアクセスで代替するなど工夫が必要です。
- 緊急地震速報が受信できない。
- ワンセグが受信できない。
- キャリアの災害伝言板や災害伝言ダイヤルにアクセスできない。(NTTの災害伝言板(Web171)などで代替します。)
らくらくスマートフォンの活用
私が持っているらくらくスマートフォン(F-03K)はアンテナ付き、インターネット経由ですがラジオ方法が聞けるradikoもインストール済みなので、災害対策にも活用しやすいです。後継の(F-01L)は、FM放送も聞けるようです。両親やお年寄りなどでお持ちの方がいらっしゃる場合は、是非使い方を教えてあげてくださいね!
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