Ciscoのルータやスイッチについて学ぶ必要があり、どうしても実機が欲しくなったときの対応についてまとめてみました。
Ciscoの学習環境について
Ciscoの学習環境ですが、本当に実機が必要であるかあらためて整理してみましょう。実機以外にも以下の方法があります。
- 仮想ルータ(csr1000v)を使用する・・・ユーザ登録が必要(誰でも利用できるバージョンはIOSのバージョンが低い)
- ネットワークシミュレータ(GNS3)を使用する・・・GNS3がサポートする実機からIOSを抽出する必要あり(実機が1台は必要)
- CiscoのVIRL(Virtual Internet Routing Lab)を使用する・・・年間で200ドル程度かかる
仮想ルータや、ネットワークシミュレータを使用するとしても1台は実機がほしいところだと思います!GNS3用にIOSを抽出する場合は、GNS3がサポートする機種にする必要があります。
中古機を購入してみよう!
実機を購入するとしても、高機能なCiscoのルータやスイッチは価格が高いです。しかし、中古機になると1万円以下で購入できる機器が多々あります。中古機の購入方法には、以下の選択肢があります。
- Yahooオークション(ヤフオク)を利用する
- Amazonや楽天を利用する
- 中古の専門店を利用する
最も安いのは、Yahooオークションを利用する方法です。Yahooオークション利用経験者であれば、最もおすすめの方法です。利用経験がない場合は、他の方法のほうがよいでしょう。CCNAの学習のみに使用して、使い終わるとまたオークションや中古市場に出てくるので、とても安く入手することができます。
中古機の機種選び
私が購入したのは、891FJ/K9というタイプ(GigabitEthernet対応)です。Yahooオークションで購入し、2台で1万500円(送料込み)でした。この機種は、サービス統合型ルータで、ルータの機能はもちろん、全てではありませんがスイッチの機能も持っているので、1台でいろいろ試すことができます。GigabitEthernetにこだわらなければ、1812-J/K9というタイプがおすすめと思います。こちらも、ルータとスイッチの機能が統合されていますが、ポートのスピードは、FastEthernet(100MBps)までです。ただし、891FJ/K9の半額程度で入手できると思います。
おわりに
Ciscoのルータやスイッチですが、中古市場をねらうとかなり安く購入できるので、一度は調べてみることをおすすめします。
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