Windows 11の特徴をまとめます。
記事の目次
ハードウェア要件が変更になった!
ハードウェア要件が大幅に変更になりました。主な変更点は、以下になります。
- 古いCPUのサポートが打ち切られた。(Intelの場合、8世代のcore以降。)
- ファームウェアは、UEFIでセキュアブートの設定が有効化されている必要がある。
- TPMは、バージョン2.0以上である必要がある。
Windows 11の要件を確認する!
Windows 11のコンピュータの要件は、以下のMicrosoftの公式ページで確認できます。
Windowsのプロセッサの要件を確認する!
Windows 11のプロセッサ(CPU)の要件は、以下のMicrosoftの公式ページで確認できます。
OSの基本構造は変わらない!
ソフトウェアを動作させるOSの基本構造に変更はなく、Windows 10でインストールしたソフトウェアは、基本的に使用できることが期待できます。
UIが大幅に変更された!
Windows 11の大きな変更点は、UIが大幅に変更されたことです。主な変更点は、以下になります。
- タスクバーのアイコンの配置が中央揃えになった。
- スタートメニューのデザインと表示構造が変更になった。
- カット・アンド・ペースト関連の操作が、アイコン化された。
- ウィンドウのスナップの機能が強化された。
Windows 11に移行するメリットは?
OSのサポート期間が延びることです。インターネットに接続して使用するPCには重要なことで、脆弱性が見つかったときに更新プログラム(パッチ)が提供され、問題のあるプログラムを更新することができます。
Windowsの今後を予測してみる!
Windowsの進化の方向性を予測してみます。
- クラウドへの統合・・・OneDrive,Office 365(ローカルでも使用できるようにして欲しい・・・)
- セキュリティ強化・・・TPM 2.0,セキュアブート
- UI変更・・・タブレット機能との共存(うまく進んでいない気も・・・)
- Linuxの機能の取り込み・・・WSL,Windowsコンテナ
- AI機能との連携・・・EdgeとChatGPT/Bingとの連携
- ノーコード対応・・・Microsoft Power Apps(OneDrive前提でなくてローカルで使用したい・・・)
- スマホとの連携・・・スマートフォン連携リンク
- スマホ機能取り込み・・・Windows Hello,Androidアプリ対応(Amazonのストアだけど・・・)
- 旧インターフェースの廃止と統合・・・コントロールパネルの廃止など
Windowsの強みは?
Windowsの強みをまとめておきたいと思います。
- Microsoft Officeが使用できる。
- 過去のアプリ資産や多数のデバイスが利用できる。
- Windows ServerのActive Directoryによるユーザ管理機能および認証機能が強力。
- Windows ServerのActive Directoryとファイルサーバ機能の連携が強力。
- Windows Serverによるグループポリシー等によるクライアントPCの管理に実績がある。
- リモートデスクトップの機能が強力。
- Microsoft Teamsの機能が強力。
Windowsの弱みは?
Windowsの弱みもまとめておきたいと思います。
- レジストリが複雑化してわかりにくい。
- OSや個人プロファイルのフォルダ構成が複雑化してわかりにくい。
- GUIに統一感のない部分があり、操作が予測しづらいことがある。
- マルチユーザで使用しづらい。
- コンテナの技術が使いづらい。
- 操作の自動化がしずらい。(PowerShellでだいぶ改善されてきた。)
- GUIが前提で軽量のシステム環境に利用しづらい。
- オープンソースに比べて内部構造がわかりにくくカスタマイズしずらい。
- Windows 11よりサポートされるCPUがだいぶ限られるようになってきた。
- Windows 11よりTPM 2.0、セキュアブートが必須となり、一般ユーザには使用しづらくなる部分がでてきた。
- Microsoftアカウントを使用してインターネットに接続されていることが前提の機能が多くなってきた。(インターネットに接続されていない環境で使用しづらい。)
Windowsの利用形態をイメージしてみる!
Windowsの強みと弱みを意識した利用方法を考えてみます。
- インターネットに接続された環境での利用を前提とする。
- Microsoftアカウントを利用してサインインする。
- Microsoft OfficeとMicrosoft Teamsを中心とした作業環境を構築する。
- Linuxの機能を使用したい場合は、WSLを利用する。
- その他の機能は、Edgeを使用してネットワーク経由で各種サービスを利用する。
上記の利用形態が使用できない場合は、Windowsの進化の恩恵を受けられない利用方法になるでしょう。
おわりに
OSはバージョンアップすることによって、機能的によくなったり悪くなったりするところがあります。変更点を意識してスムーズにサポートのあるOSに移行しましょう。
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