新規にOSをインストールするときのためのディスクのパーティション構成を検討します。
記事の目次
boot用パーティションを用意する!
Linuxでは、boot用のパーティションを個別に用意します。
- /boot
- /boot/efi
swap用のパーティションを用意する!
近年、物理メモリの容量が増えたため、swapの要件は少なくなりましたが、物理メモリが足りていてもswapを使用する可能性があるため、ある程度の容量は確保しておくほうがよいとされています。ハイバネートを行う場合は、一般に物理メモリの2倍の容量が必要です。ただし、物理メモリが64GBなどあまりにも大きい場合は、ハイバネートの方が遅くなる可能性があります。また、Ubuntuでは、OSのLVMの領域に作成されることもあります。
OSのLVM用のパーティションを用意する!
主にOS用の領域として、LVM用のパーティションを用意します。このパーティションでは、以下のファイルシステムを個別に作成することを検討します。
- /
- /home
- /var
データのLVM用のパーティションを用意する!
DBや多数のファイルなどデータ用のパーティションが必要な場合に設けるようにします。OSの再インストールなどが容易になります。VG構成にしておくと、領域の拡張が容易になります。
BIOS/MBR構成でのパーティション構成を検討する!
BIOS/MBR構成での最大の考慮点は、プライマリパーティションが4個しか作成できないことです。拡張パーティションを使用すると増やすことはできますが、プライマリパーティション4個までの前提で設計したほうが後で問題を起こすことが少なくなります。
- /boot用・・・1MB程度
- swap用・・・ハイバネートする場合は物理メモリの2倍
- OSのLVM用・・・25GB以上などOSの最少要件以上
物理メモリが確保できていて、ハイバネートしない場合は、以下の構成もう可能です。
- /boot用・・・1MB程度
- OSのLVM用・・・25GB以上などOSの最少要件以上
- データのLVM用
UEFI/GPT構成でのパーティション構成を検討する!
1ディスクにLinuxをインストールする場合のパーティション構成を検討します。以下のようになるでしょうか。
- /boot用・・・1MB程度
- /boot/efi用・・・1GB以下程度
- swap用・・・ハイバネートする場合は物理メモリの2倍
- OSのLVM用・・・25GB以上などOSの最少要件以上
物理メモリが確保できていて、ハイバネートしない場合は、以下の構成もう可能です。
- /boot用・・・1MB程度
- /boot/efi用・・・1GB以下程度
- OSのLVM用・・・25GB以上などOSの最少要件以上
- データのLVM用
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