Linuxで利用環境の制限を表示する!(ulimit)

Linuxで利用環境の制限を表示します。

利用環境の制限値を確認する!(ulimit -a)

「ulimit -a」コマンドで、利用環境の制限値をすべて表示します。

$ ulimit -a
core file size          (blocks, -c) unlimited
data seg size           (kbytes, -d) unlimited
scheduling priority             (-e) 0
file size               (blocks, -f) unlimited
pending signals                 (-i) 7032
max locked memory       (kbytes, -l) 64
max memory size         (kbytes, -m) unlimited
open files                      (-n) 1024
pipe size            (512 bytes, -p) 8
POSIX message queues     (bytes, -q) 819200
real-time priority              (-r) 0
stack size              (kbytes, -s) 8192
cpu time               (seconds, -t) unlimited
max user processes              (-u) 7032
virtual memory          (kbytes, -v) unlimited
file locks                      (-x) unlimited

このコマンドのよいところは、設定変更するためのオプションも表示されていることです。

「open files」の値を変更してみる!

「open files」の値を10000に変更をします。

$ ulimit -n 10000
$ ulimit -n
10000

ちなみに以下は、システム全体の設定値の制限にかかり、エラーになります。

$ ulimit -n 10001
-bash: ulimit: open files: cannot modify limit: Operation not permitted

そのような場合は、以下のソフトリミット、ハードリミットの変更が必要になります。

$ ulimit -S -n
10000
$ ulimit -H -n
10000

おわりに

システムに関する制限値は、システムの設定と合わせて行わないと、簡単には変更できない場合があることに注意しましょう。

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