Linuxでテキストファイルの内容を表示します。
記事の目次
ファイルの内容をすべて表示する!(cat)
ファイルの内容をすべて表示する場合は、catコマンドを使用します。1ページごとに表示する必要のないときは、catコマンドを使用します。
$ cat /etc/group root:x:0: bin:x:1: daemon:x:2: ...
テキストファイルの内容を他のコマンドの標準入力にする場合や、設定ファイルの内容をログとして出力したい場合に便利です。
ファイルの内容をページ単位ですべて表示する!(more)
ファイルサイズが大きい場合に、ページ単位で表示したい場合は、moreコマンドを使用します。スペースで次のページに移り、Bの文字で1ページ戻ります。
$ cat /etc/group root:x:0: bin:x:1: daemon:x:2: sys:x:3: adm:x:4: tty:x:5: disk:x:6: lp:x:7: mem:x:8: kmem:x:9: wheel:x:10:usradmin cdrom:x:11: mail:x:12:postfix man:x:15: dialout:x:18: floppy:x:19: games:x:20: tape:x:33: video:x:39: ftp:x:50: lock:x:54: audio:x:63: users:x:100: nobody:x:65534: dbus:x:81: utmp:x:22: utempter:x:35: input:x:999: kvm:x:36:qemu render:x:998: systemd-journal:x:190: systemd-coredump:x:997: systemd-resolve:x:193: tss:x:59:clevis polkitd:x:996: --More--(35%)
「/[文字列]で検索位置にカーソルを移動することもできます。
ファイルの内容をページ単位ですべて表示する!(less)
「more」コマンドは、ファイルをすべて表示しきるとコマンドが終了します。文末で終了したくない場合は、「less」コマンドが使用できます。
dnsmasq:x:983: radvd:x:75: sssd:x:982: libvirt:x:981: cockpit-ws:x:980: cockpit-wsinstance:x:979: chrony:x:978: flatpak:x:977: colord:x:976: rpcuser:x:29: gdm:x:42: gnome-initial-setup:x:975: sshd:x:74: slocate:x:21: tcpdump:x:72: usradmin:x:1000: usradm01:x:1001: usradm02:x:1002: usrope01:x:1101: usrope02:x:1102: usrapp01:x:1201: usrapp02:x:1202: usrsys01:x:2001: usrsys02:x:2002: usrdev01:x:3001: usrdev02:x:3002: tomcat:x:91:tomcat postdrop:x:90: postfix:x:89: foreman:x:974: apache:x:48: postgres:x:26: foreman-proxy:x:973: pulp:x:972: redis:x:971: (END)
おわりに
ファイルの内容を表示するコマンドは複数ありますが、「less」コマンドを使用すると、意図せずに文末にたどり着いて、コマンドを終了することなくファイルの内容を確認できます。目でファイルの内容を確認する場合は、「less」コマンドを使用するようにするとよいと思います。
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