Linuxで設定ファイルなど、ファイルの変更した場合に、変更前後でファイルの差分を確認して、正しく変更できたか「diff」コマンドで確認します。
変更前のファイルのバックアップを取得する!
変更前のバックアップを取得します。ファイルのコピーは、「-p」オプションを使用して、ファイルの属性もコピーします。さらに、「-i」オプションも使用して、コピー先にファイルがすでに存在しないかの確認します。
$ sudo cp -pi /etc/hosts /tmp/hosts_bak
ファイルを内容を変更する!
ファイルの内容を変更します。今回は、「/etc/hosts」ファイルの末尾に1行追記します。
$ sudo vi /etc/hosts ... 10.1.99.6 server06
ファイルの差分を表示する!
変更内容を確認します。比較元に1行追加されたことが確認できます。
$ sudo diff /etc/hosts /tmp/hosts_bak 237d236 < 10.1.99.6 server06
変更を元に戻す!
変更前のバックアップを取得しておけば、変更前に戻すことは容易です。変更を戻したあとも、「diff」コマンドで確認を取りましょう。
$ sudo cp -pi /tmp/hosts_bak /etc/hosts cp: overwrite '/etc/hosts'? y $ sudo diff /etc/hosts /tmp/hosts_bak
おわりに
「diff」コマンドは、変更量が多くない場合に、正しく変更を行えたか確認するのに役立ちます。
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