名前解決の環境を検討します。名前解決には、通常DNSサーバを使用します。
記事の目次
プロバイダーに直結しているルータやPCの名前解決を確認する!
プロバイダーに直結しているルータやPCの名前解決は、電源投入後、プロバイダーとの接続時に自動的にDNSサーバが割り当てられます。
Wi-Fiルータに接続した機器の名前解決を行う!
Wi-Fiルータは、通常インターネット回線に直結しており、DNSサーバを兼ねています。Wi-Fiルータに接続時に、DHCPで接続している場合は、自動的にDNSサーバのアドレスが割り当てられいます。
公開DNSサーバを利用する!
自分でDNSサーバを設定する場合は、Wi-Fiルータのアドレスか、公開DNSサーバを利用します。公開DNSサーバを利用する場合は、Googleが提供しているDNSサーバを利用するのがよいでしょう。GoogleのDNSサーバのIPアドレスは、以下になります。
- 8.8.8.8
- 8.8.4.4
ローカル用に自前のDNSサーバを構築する!
自前でインターネットに接続していない機器の名前解決が必要な場合は、自前でDNSサーバを立てるのがよいと思います。ただ、常時起動させたい機能なので、Raspberry Piなどの省電力の機器を使用してDNSサーバを立てるのがおすすめです。
ローカル用のドメインには.localドメインを使用しないこと!
ローカル用の同名ンとして、トップドメインに「.local」は使用しないようにしましょう。mDNS(マルチキャストDNS)用のドメインとして使用されており、通常の名前解決が行えない場合があります。「.local」の代替しては、サブドメインを使用します。
おわりに
名前解決の環境は、基本的にはプロバイダーのDNS、Wi-Fiルータ、公開DNSサーバを指定します。ローカルの機器の名前解決が必要な場合は、自宅LAN用のDNSサーバを立てることを検討します。