Ubuntu Server 18.04 LTSにFTPサーバ(vsftpd)をインストールします。セキュリティ重視の現状においては、ファイル転送にSSHを使用したほうがよいでしょう。ルータやスイッチの設定のバックアップ等で、FTPサーバが使用したくなった場合のみ使用する想定です。
vsftpdのインストール
aptコマンドで、vsftpdをインストールします。
$ sudo apt install vsftpd
インストールが完了したらバージョン確認してみましょう。
$ vsftpd -v vsftpd: version 3.0.3
vsftpdの起動状況確認をします。インストール直後には、起動がかかっています。リモートから接続確認してみましょう。
$ systemctl status vsftpd ● vsftpd.service - vsftpd FTP server Loaded: loaded (/lib/systemd/system/vsftpd.service; enabled; vendor preset: enabled) Active: active (running) since Sun 2020-11-08 10:56:02 JST; 34min ago
vsftpdの自動起動の設定の確認と変更
サービスを確認すると自動起動になっています。
$ systemctl list-unit-files | grep vsftpd vsftpd.service enabled
必要なときのみ起動して使用する想定なので、自動起動なしに変更します。
$ sudo systemctl disable vsftpd Synchronizing state of vsftpd.service with SysV service script with /lib/systemd/systemd-sysv-install. Executing: /lib/systemd/systemd-sysv-install disable vsftpd $ systemctl list-unit-files | grep -i ftp vsftpd.service disabled
ファイルのアップロードを可能にする!
ファイルのアップロードを可能にするには、「write_enable=YES」の設定を有効にします。設定ファイルの変更後、vsftpdを再起動しましょう。
$ cat /etc/vsftpd.conf ... write_enable=YES ...
おわりに
vsftpdインストール直後は、自動起動になっていますので、常時使用しない場合は自動起動しないように変更しておきましょう。
参考情報
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