BIOSのパスワードを設定することで、不正にPCを起動しにくくしたり、ハードディスク暗号化の機能を有効に利用することができる可能性があります。BIOSのパスワード設定の効果を整理します。
はじめに
BIOSのパスワード設定の効果を整理します。
使用環境
ノートPC:Lenovo X201i
BIOSのパスワード設定の効果
・BIOSのパスワードは一般にマザーボード等のハードウェア的な操作でリセットすることが可能で、パソコンへの不正ログインを防ぐ効果は限定的です。
・ハードディスクの暗号化と組み合わせることにより大きな効果を発揮する可能性があります。BIOSの設定を使用して、ハードディスクを暗号化し、BIOSのパスワードが初期化された場合、暗号化の鍵も初期化される機能をパソコンが有している場合、ハードディスクを読めなくして情報漏洩を抑止することができます。
BIOSパスワードの設定
パソコンの起動時に、BIOSの設定画面でパスワードを有効化します。BIOSの設定画面を起動する方法は、パソコンによって異なりますが、一般に電源投入時にF1~F12のどれかのキーを押す操作になります。
BIOSパスワードの入力
BIOSの設定や、OSのログインより前にBIOSのログインが必要になります。
おわりに
BIOSのパスワードのみを設定してもパソコンのセキュリティを格段に高めることにはなりませんが、ハードディスクの暗号化の機能を有効化する場合に設定することが必要になる場合があります。
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