RHEL 8でdnfコマンドを使用して、RPMパッケージのダウンロードのみを行う方法です。
記事の目次
パッケージのダウンロードを行った後にインストールする!
パッケージのダウンロードを行った後にインストールする方法です。
インストールするパッケージのダウンロードのみを行う!
インストールするダウンロードのみを行うコマンドです。「--downloadonly」オプションとダウンロード先のディレクトリを指定する「--destdir」あるいは「--downloaddir」オプションを使用します。ダウンロード先を指定しない場合は、/var/cache/dnf内の一時的なディレクトリに保存されますが、わかりにくい状況になるため、通常は指定します。
# dnf install --downloadonly --destdir /root/rpms <パッケージ名>
ダウンロードしたパッケージからインストールを行う!
ダウンロードしたパッケージからインストールを行います。rpmファイルは、ワイルドカード等を使用してインストールするrpmファイルを全て指定します。
# dnf localinstall <rpmファイル>
パッケージのダウンロードを行った後にアップデートする!
パッケージのダウンロードを行った後にアップデートする方法です。
アップデートするパッケージのダウンロードのみを行う!
アップデートするパッケージのダウンロードのみを行うコマンドです。オプションは、インストールの場合と同じです。
# dnf update --downloadonly --destdir /root/rpms <パッケージ名>
OS全体をアップデートする場合は、パッケージ名の指定なしで実行します。
# dnf update --downloadonly --destdir /root/rpms
ダウンロードしたパッケージからアップデートを行う!
ダウンロードしたパッケージからアップデートを行います。rpmファイルは、ワイルドカード等を使用してインストールするrpmファイルを全て指定します。
# dnf localupdate <rpmファイル>
おわりに
dnfコマンドを使用して、パッケージのダウンロードのみを行い、インターネットに接続していないサーバのパッケージのインストールやアップデートを行うため使用することができます。
参考情報
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