Db2(V11.5)のインストール完了後の作業として、DBの作成とアーカイブロギングの設定を行います。
記事の目次
使用環境
- CentOS 8.1 (Server with GUI)
- Db2 V11.5
DBの作成情報
以下の設定でDBを作成します。
No | Name | Value | Comments |
---|---|---|---|
01 | Database territory | JP | |
02 | Database code page | 1208 | |
03 | DB Name | db01 | |
04 | Database code set | UTF-8 | Default |
05 | Database country/region code | 81 | |
06 | Database collating sequence | IDENTITY | Default |
07 | Database page size | 4096 |
DBの作成
DBのインスタンスを起動後、DBの作成を行います。
$ su - db2inst1 $ db2 start db manager $ db2 create database db01 using codeset UTF-8 territory JP collate using IDENTITY
テーブルの作成
テーブルを作成して、SELECTしてみます。
$ db2 connect to db01 $ db2 "CREATE TABLE TEST01 (ID INT , NAME VARCHAR(100))" $ db2 "INSERT INTO TEST01 VALUES (1,'あいうえお')" $ db2 "SELECT * FROM TEST01"
Db2の初期設定の確認
Db2の初期設定を確認しておきましょう。
レジストリ変数の確認
レジストリ変数の設定を確認します。
$ db2set -all [i] DB2COMM=TCPIP [g] DB2SYSTEM=server01
インスタンスの設定の確認
インスタンスの設定を確認します。
$ db2 get dbm cfg ...
DBの設定の確認
DBの設定を確認します。
$ db2 get db cfg for db01 ...
DB2のアーカイブロギングの設定
アーカイブロギングを行うための設定を行います。
No | Name | Value | Comments |
---|---|---|---|
01 | NEWLOGPATH | /home/db2inst1/db2logs | |
02 | LOGARCHMETH1 | DISK:/home/db2inst1/db2arclogs |
ディレクトリの作成
アーカイブロギング用の設定を行うためのディレクトリの作成をインスタンスユーザで行います。ここでは、インスタンスユーザのディレクトリ内に作成していますが、本稼働させる場合は、ディスクやファイルシステムを分けるなど行う必要があります。
$ mkdir db2logs $ mkdir db2arclogs $ mkdir db2backups
トランザクションログとアーカイブログの保管先の設定
トランザクションログとアーカイブログの保管先の設定を行います。
$ db2 "update db cfg for db01 using newlogpath /home/db2inst1/db2logs" $ db2 "update db cfg for db01 using logarchmeth1 disk:/home/db2inst1/db2arclogs"
Db2の再起動
設定を有効にするためにDb2の再起動を行います。
$ db2 terminate $ db2stop $ db2start
オンラインバックアップの取得
アーカイブロギングの設定を行い、Db2の再起動後は、DBがバックアップペンディングの状態になるため、オンラインバックアップを取得します。
$ db2 backup database db01 to /home/db2inst1/db2backups
おわりに
Db2のアーカイブロギングを設定を行うことで、DBのオンラインバックアップの取得が可能な状態になりました。
参考情報
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