Windows 7のサポート切れが近づき、Windows 10への移行を考えなければならず、その際に気になるのがWindows 10のエディション選びです。クライアントPCようには、HomeとProの2つのエディションがあるので違いと選択のポイントを整理します。
記事の目次
Windows 10のエディション
Windows 10の個人や小規模なビジネス向けのエディションは、以下の2つです。
- Windows 10 Home
- Windows 10 Pro
Windows 10のエディションの違い
Windows 10のエディションの違いですが、Microsoft社からも比較表が提供されています。
「Home」のみ使用可能となる機能はないので、分かりやすく個人や小規模なビジネスで使用しそうな機能で、「Pro」にあって「Home」にはない機能を以下、リストアップしてみました。
- Bitlockerによるファイルシステムの暗号化
- リモートデスクトップ
- Hyper-V(仮想化機能)
- ローカルポリシーエディタ(Windowsの一部の機能をレジストリの変更でなく画面から変更可能)
- グループポリシーの適用
- Active Directoryへの参加
個人用途では、グループポリシーとActive Directoryは、基本的に使用しないでしょう。最初の4点を手軽に使用したい場合は、Proを選んだほうがよいと思います。個人的には、テスト用途でWindosw 10を使用する場合、リモートデスクトップ機能が使用できないのはとても不便に感じました。ただ、リモートデスクトップについては、VNC等、手軽に使用できる代替のソフトウェアがあります。
エディションのアップグレード
Homeで使用始めた後、Proにアップグレードすることができます。ただし、Home + アップグレードよりは、最初からProを購入した方が安くすみます。アップグレードの選択肢があることを気に留めておくと、安心して「Home」エディションを選べるかもしれません。
Windows 10購入上の注意点
Windows 10は、半年おきに大規模なアップグレードが行われます。購入する際には、どの時点のアップグレードが適用されているかを確認しておきましょう。古いバージョンの場合、インストール後のアップデートに時間がかかる可能性があります。
おわりに
個人で趣味で使用するには、「Home」エディションで十分であると思います。小規模なビジネスで使用するには、ProにしておくとPCのセキュリティ(暗号化/ローカルポリシー変更)を高めたり、リモートデスクトップによって、管理を容易化することができます。リモートデスクトップのみ使用したい場合は、「Home」+「VNC等の代替のソフトウェア」での使用も検討に入れるとよいと思います。
関連記事
広告
Windows 10 Home
Windows 10 Pro