Windows 10は、スマートフォンやタブレットでも使用することを想定したOSです。特にスマートフォンは、プライバシーに関連する情報の提供を許容しないと便利に使用することは難しいでしょう。PCで使用する場合も、プライバシーに提供に関連する設定が有効化されているので、不必要な機能は無効に設定したほうがよいでしょう。
記事の目次
使用環境
- Windows 10 Home
- VirtualBox 6.0
プライバシーの「全般」の設定
最初に、スタートボタン>「設定」から設定する「Windowsの設定」の「プライバシー」の画面で設定する「全般」の設定を見直します。
プライバシーオプションの変更
「プライバシーオプションの変更」の項目は、全て「オフ」でも構わないでしょう。
- アプリのアクティビティに基づいてユーザに合わせた広告を表示するために・・・(デフォルト:「オフ」)
- Webサイトが言語リストにアクセスできるようにして、地域に適したコンテンツを表示する。
- Windows追跡アプリの起動を許可して、スタート画面と検索結果の質を向上する。
- 設定アプリでおすすめのコンテンツを表示する。
音声認識
Cortanaや、Microsoftのクラウドベースの音声認識を使用する場合に必要になる設定のため、使用しなければ「オフ」にできます。
手書き入力と入力の個人用設定
「オフ」に設定すると、タイピングと手書き入力のユーザ辞書がクリアされるとのこと。システム辞書を使用した、入力候補や手書き認識の機能は使用できようなので、「オフ」で困ることは少なそうです。
診断&フィードバック
これまでの設定で、かなりの機能が既に「オフ」になっているはずです。
アクティビティの履歴
Webサイトとアプリやサービスの利用履歴になります。「オン」にすると便利になりますが、「オフ」でも著しく使いにくくなることはないでしょう。
位置情報
位置情報は、わかりやすい項目であると思います。位置情報を提供すれば、きめ細かいサービスの提供が受けられるかもしれませんが、提供必須の機能ではないでしょう。アプリ単位で設定できるのため、アプリの利用パターンを洗い出しておきましょう。
その他の機能
その他、以下の機能単位に使用できるアプリケーションを指定することができます。
- カメラ
- マイク
- 音声によるアクティブ化
- 通知
- アカウント情報
- 連絡先
- カレンダー
- 電話をかける
- 通話履歴
- メール
- タスク
- メッセージング
- 無線
- 他のデバイス
- バックグラウンドアプリ
- アプリの診断
- ファイルの自動ダウンロード
- ドキュメント
- ピクチャ
- ビデオ
- ファイルシステム
バックグラウンドアプリ
明らかにバックグラウンドで動作する必要のないアプリは、「オフ」に設定しましょう。
おわりに
設定項目が多いので、きっちり見直すのは難しいと思いますが、プライバシーを少しでも守る取り組みのため可能な限り頑張ってみましょう。プライバシーの設定を「オフ」すれば、プライバシーを完璧に守れると思っていはいけません。。OSの不具合や思いがけない方法でプライバシーの侵害が発生することがあります。セキュリティが本当に重要な場合は、カメラやマイク付きのPCは選ばない、カメラには覆いをつけるなど物理的な対応を検討しましょう。
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