Windows 10の使い方をWindow 7との異なる点を中心に整理します。最初にWindows 7との違いを理解しておけば、Windows 10への移行もスムーズに行えるでしょう。
記事の目次
使用環境
- Windows 10 Home
- VirtualBox 6.0
スタートボタンとスタートメニュー
Windows 10で復活したスタートメニューですが、スタートボタンとスタートメニューの違いを意識したほうがよいでしょう。スタートボタンは、画面左下のWindows 10のロゴが表示されているボタンです。スタートボタンをクリックすると、最上部にスタートメニューが表示されます。要するに、Windows 10では、Windows 7と違ってスタートメニューを使用するのに、スタートボタンをクリックするという操作が加わります。
Windows 10の設定の変更方法
Windows 10の設定は、スタートボタンから「設定」アイコンを選択して、「Windowsの設定」画面を表示してから、目的の設定画面や項目を探します。Windows 7でのコントールパネルから探すより分かりやくくなっていますが、コントロールパネルから設定できる項目がすべて設定できるわけではないところがポイント!目的の設定項目が見つからない場合は、「スタートメニュー」>「Windows システムツール」のメニューから、「コントロールパネル」を表示して、Windows 7と時と同じように設定を行います。
仮想デスクトップを使用する!
仮想デスクトップはWindows 7では提供されていない機能でした。Windows 10での使用方法は、タスクバーの仮想デスクトップアイコンをクリックして表示された画面の右上にある「新しいデスクトップ」をクリックします。すると新しい仮想デスクトップが作成され、作業に応じてデスクトップを切り替えて使用することで作業の効率化を図れます。
「ファイル名を指定して実行」の機能の呼び出し方
「ファイル名を指定して実行」の機能は、スタートメニューから「Windows システムツール」のメニューから、「ファイル名を指定して実行」を選択するか、「Windows」キーを押しながら、「R」キーを押します。Windows 7では、スタートメニュー内に表示されていたので、「ファイル名を指定して実行」の機能を呼び出すのは少し不便になりました。
タイルメニューの使い方
デフォルトのタイルメニューは、ニュースや天気予報を素早く確認するには便利ですが、テスト用途では使用しない機能が多いので、スタートメニューからよく使用する機能などに変更しましょう。操作は、タイル上で、「スタートからフォルダのピン留めを外す」か「アンインストール」します。例えば、以下の機能が候補になります。
- 天気、ニュース・・・テスト用途では不要
- メール・・・Thunderbird等の他のソフトウェアを使用するため
- ソリティア・・・使用しない
以下の機能は、ピン留めしておくと便利だと思います。
- コマンドプロンプト
- 「ファイル名を指定して実行」
フォルダオプションの表示方法
Windows 10では、エクスプローラの表示メニューから「オプション」を選択することで、「フォルダオプション」を表示することができます。コントロールパネルを経由する必要がないので素早く、フォルダの表示設定を変更することができます。例えば、テスト用途で使用する場合には、以下の設定を変更したくなるでしょう。
- 登録されている拡張子は表示しない→チェックを外す
- ファイルとフォルダの表示→「隠しファイル、隠しフォルダ、および隠しドライブを表示する」を選択
SSHクライアントの機能がデフォルトで使用可に!
コマンドプロンプトから、「ssh」、「scp」コマンドを使用することができます。Linuxとのデータ交換もSSHで行えて、便利です。
おわりに
新しい環境を使用する際は、最初は戸惑うことが多いですが、ポイントをおさえれば、早く操作方法に慣れることができるでしょう。
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